帰化をしようと思っても、何から始めたらよいか分からない方も多いのではないでしょうか?
「自分は帰化できるの??」「集める書類は?」「帰化までどのくらい時間がかかる?」といった内容の質問を法務局ですることができます。
まずは確認!帰化申請の流れについて
帰化申請は、在留資格(ビザ)とは異なり法務局で行います。
ビザは出入国在留管理庁が管轄となっており、変更や更新申請の際には入管に行ったと思います。ビザの場合は、書類を集めて申請書を書いて申請書を持参すれば受理されます。(もちろん、不備が多いと申請の受理はされません)
しかし、帰化申請の場合は在留資格の申請よりも、要件や集める書類が複雑になるため自分で判断することは困難です。そのため、法務局で帰化に関して相談することができます。
- 帰化の要件を満たしているかの判断
- 帰化申請をするために集める書類について
- 帰化について不安なことに関して全般
帰化申請でも特に大変なのは「相談~書類収集~申請書類の作成」になります。法務局は基本的には、書類が完璧に集まらない限りは申請を受理しません。ここで時間がかかり申請を断念される方も多いぐらいです。
書類が集まればいよいよ申請となります。
申請後に審査官と面談を行い、申請から1か月後ぐらいに結果が出ます。
結果は許可の場合は「官報」に掲載され、「官報」に掲載されると法務局から連絡があります。「官報」に掲載されたら日本人となります。
以上から、帰化申請は法務局に相談の予約を取るところから始まります。
管轄する法務局を調べましょう
申請をする法務局はどこでもよいわけではありません。住所地を管轄する法務局若しくは支局で取り扱っております。さらに、「帰化申請」を受け付けている法務局・支局でなければなりません。最寄りの法務局で必ずよい、というわけではありませんので。注意をして下さい。
法務局の管轄について
管轄は、法務局ホームページにて確認できます。
- 住所を管轄する法務局・支局
- 「国籍相談」を行っている法務局
帰化申請の予約を取りましょう
帰化の相談を行っている法務局・支局を調べたら、まずは相談の予約を取りましょう。
都市部の場合は1~2か月待ちということもあるため、思い立ったら早めに相談されるのがよいでしょう。
法務局は基本的に平日の日中相談を行っています。
法務局に行く回数をなるべく減らしたい方へ
帰化申請は基本的に平日の日中でなければできません。
また、1度で書類が受理されることも少なく、何度も通う必要がある場合もあります。そのため、会社にお勤めの方は、平日に休暇を取得しなければなりません。
平日に休みをあまり取らずにいち早く帰化をされたい方は、帰化を専門にしている行政書士や弁護士の方に相談されるとよいでしょう。豊富な経験からあらかじめ予測を立てて書類を収集を行い、書類の作成まで依頼すれば、一度で受理される可能性が高くなります。法務局に通う回数を減らすことができます。
ただし、士業にもそれぞれ得意分野があるため、必ず「帰化」を得意にしている士業を選ばれることをお勧め致します。
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まとめ
帰化申請の相談は法務局で行います。帰化のことは今まで在留資格(ビザ)の申請を行っていた入管では相談に乗ってもらえません。在留する外国人の増加に伴い、帰化申請の件数も増えています。このため、法務局の帰化相談の予約は特に都市部の場合1か月以上待つこともあります。
帰化申請は1回目の予約から実際の帰化まで1年以上かかることが通常です。ご自身のライフプランに合わせて計画的に進めてください。