東京都にお住まいの方で、帰化申請をする場合の手順・申請先についてまとめました。
帰化申請は難易度も高く、また結果が出るまでに長い期間がかかります。帰化の流れや申請先について確認してみてください。
帰化申請の手順について
帰化申請は、在留資格(ビザ)とは異なり法務局で行います。ビザは出入国在留管理庁が管轄となっており、変更や更新申請の際には入管で手続きを行います。ビザの場合は、書類を集めて申請書を書いて申請書を持参すれば受理されます。(もちろん、不備が多いと申請の受理はされません)
しかし、帰化申請の場合は在留資格の申請よりも、要件や集める書類が複雑になるため自分で判断することは難しいです。そのため、法務局で帰化に関して相談することができます。
- 帰化の要件を満たしているかの判断
- 帰化申請をするために集める書類について
- 帰化について不安なことに関して全般
帰化申請でも特に大変なのは「相談~書類収集~申請書類の作成」になります。法務局は基本的には、書類が完璧に集まらない限りは申請を受理しません。ここで時間がかかり申請を断念される方も多いぐらいです。
書類が集まればいよいよ申請となります。
申請後に審査官と面談を行い、申請から1か月後ぐらいに結果が出ます。
結果は許可の場合は「官報」に掲載され、「官報」に掲載されると法務局から連絡があります。「官報」に掲載されたら日本人となります。
以上から、帰化申請は法務局に相談の予約を取るところから始まります。
管轄する法務局を調べましょう
申請をする法務局はどこでもよいわけではありません。住所地を管轄する法務局若しくは支局で取り扱っております。さらに、「帰化申請」を受け付けている法務局・支局でなければなりません。
最寄りの法務局で必ずよい、というわけではありませんので。注意をして下さい。
管轄は、法務局ホームページにて確認できます。
- 住所を管轄する法務局・支局
- 「国籍相談」を行っている法務局
東京都で帰化申請をする場合は
東京都に住所がある方は、「東京法務局国籍課」「東京法務局八王子支局」「東京法務局府中支局」「東京法務局西多摩支局」で相談を行います。
東京都内でもお住まいの住所によって、管轄がさらに分かれますので注意してください。
東京都23区・諸島部にお住まいの方
管轄:東京都23区内、大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ヶ島村、小笠原村
住所:〒102-8225
千代田区九段南1-1-15
九段第2合同庁舎
TEL:03-5213-1347
交通手段:東京メトロ・都営「九段下駅」(6番出口)
HP:http://houmukyoku.moj.go.jp/saitama/category_00005.html
八王子市、日野市、町田市エリアにお住まいの方
管轄:八王子市、日野市、多摩市、稲城市、町田市、立川市、昭島市、武蔵村山市、東大和市
住所:〒192-0364
八王子市南大沢2丁目27番地
フレスコ南大沢10・11階
TEL:042-670-6240(代表)
交通手段:京王相模原線 南大沢駅 徒歩3分
HP:http://houmukyoku.moj.go.jp/tokyo/table/shikyokutou/all/hachiouzi.html
府中市、調布市、小金井市、国分寺市エリアにお住まいの方
管轄:府中市、調布市、小金井市、国分寺市、国立市、狛江市、武蔵野市、三鷹市、小平市、東村山市、西東京市、清瀬市、東久留米市
住所:〒183-0052
府中市新町2丁目44番地
TEL:042-335-4753
交通手段:京王線「府中駅」JR中央線「武蔵小金井駅」からバスで10分「法務局・登記所前」下車
HP:http://houmukyoku.moj.go.jp/tokyo/table/shikyokutou/all/hucyuu.html
福生市、あきる野市、青梅市、多摩郡にお住まいの方
管轄:福生市、羽村市、あきる野市、青梅市、西多摩郡
住所:〒197-0004
福生市南田園3丁目61番地3
TEL:042-551-0360
交通手段:JR青梅線「牛浜駅」徒歩15分
HP:http://houmukyoku.moj.go.jp/tokyo/table/shikyokutou/all/nishitama.html
東京都の法務局・支局は相談の予約がいっぱいでなかなか取れません。1か月~2か月待ちということもあります。帰化を急がれている方は早めに予約されることをお勧め致します。
まとめ
以上、東京都にお住まいの方で帰化申請をする場合の相談先についてご説明致しました。
東京都民の場合は、法務局・支局で相談をすることになります。お住まいの住所によって管轄が異なりますので注意してください。また、予約が取りにくいため、相談を予定されている方は、早めにお電話されることをお勧め致します。
【行政書士からのアドバイス】
東京の法務局は非常に混んでいます。相談予約も1か月以上待つ場合があります。
早めに申請をしたい場合は、しっかりと準備を行ってなるべく少ない回数の相談で申請受理してもらうようにすることがポイントです。
準備のポイントを知りたい場合は、是非当事務所にご相談下さい。