土日祝日の相談・オンラインでの相談も受付中!

帰化申請に残高証明書や通帳のコピーは必要!?

money

帰化申請の提出書類として「残高証明書」や「通帳のコピー」を求められることがあります。貯金の残高や通帳の明細を見られるのは少し恥ずかしいのと同時に、この貯金額で帰化ができるのか不安になると思います。本編では、帰化申請における「残高証明書」や「通帳のコピー」をなぜ提出しなければならないのかを解説したく思います。

どうして残高証明や通帳のコピーが必要なのか

帰化申請において提出する書類の中には、「残高証明書」や「通帳のコピー」があります。「普通帰化」や一部の「簡易帰化」の場合、「収入や財産等で安定した生活を送れている」という要件があります。この預金は財産の証明になります。

これは帰化申請の際に提出する書類の一部ですが、財産の状況を報告するページがあります。
まず、残高証明書や通帳のコピーは、書類で申告した内容の裏付けとして使用されます。すべての口座にある預金の金額と、残高証明書もしくは通帳のコピーを提出します。

本当は預金がないのに、あるように見せかけるようなことはできません…

また、同様に「通帳のコピー」には「収入」や年金や税金の引き落としの情報が記載されていることから、「生計の概況」の記述内容と実際の生活に乖離がないかを確認されることになります。

そもそも貯金が無いと帰化できない!?

おおくぼ
(行政書士)

「帰化申請に貯金はどのくらい必要ですか?」とよく質問されますが、必ずしも貯金が無ければ帰化できないわけではありません。

帰化申請において重要なのは、貯金の有無よりも「ご自身もしくは生計を一つにする親族の収入や財産によって安定した生活を送れている」ということが重要になります。つまり、貯金が無くても現在の収入で十分に生活が送れていれば問題ありません。
ただし、貯金が無いと難しいケースもあります。例えば、すでに定年退職をし、今後も働く予定の無い方の場合で、年金だけでは生活が不十分の場合は、それを補うだけの十分な貯蓄が必要になってきます。さらに、自宅や車がある場合は、ローンを払い終えているか否かにも影響されてきます。

結局のところ、その人の生活水準等によって貯金が必要かどうかは変わってきます。収入も同様に多ければ多いに越したことはないですが、収入以上に浪費をしてしまっている場合は「生活が安定している」とは見てもらえません。

残高証明書と通帳のコピーはどちらがよいのか

残高証明書は、その通帳を作った金融機関や郵便局で取得することになります。多くの金融機関で窓口での対応となるため、銀行が空いている時間に赴く必要があります。
また、取得の際には手数料がかかります。金融機関にもよりますが1000円程度の発行手数料が発生します。口座をいくつも持っている場合はかなりの金額になります。そのため、通帳のコピーのほうが経済的です。

ただし、前述のとおり「出入金の内容」を確認したいと思われた場合は、法務局にもよりますが通帳を持参するように指示が出される場合もあります。
なんとなく内容を見られたくなくて残高証明書をわざわざ取得し提出したのにも関わらず、通帳のコピーを提出するように言われた場合は相談員や審査員の方の指示に従いましょう。

通帳のコピーや残高証明書については、法務局によっては指示されない場合もあります。

まとめ

以上、帰化申請における「残高証明書」や「通帳のコピー」の必要性について解説致しました。
帰化申請で重要なのは、「安定した生活が送れているか」どうかということです。貯金の額は関係ありませんが、「安定している」ことをアピールすることができるので、法務局から求められた場合は提出するようにしましょう。また、「残高証明書」でも「通帳のコピー」でもどちらでも問題ありませんが、残高証明書を取得する際には銀行の窓口に行き手数料を支払う必要があります。

帰化の要件-徹底解説

ABOUT US

東京都行政書士会所属 行政書士(登録番号:20080167) クライアントの視点を第一に、明るい笑顔と前向きな心を大切に日々業務に取り組んでおります。 <経歴> 2011年 立教大学経営学部卒業 2011〜19年 都内の菓子メーカーにて営業職として勤務 2019年 都内の行政書士事務所にて勤務 2020年 行政書士登録 2020年8月 ネクステップ行政書士事務所 開業